今のSEOは外部より内部ではありますが、内部なら何でもやればいいってもんじゃありません。
やっても意味ないやつもあります。
1.メタキーワード
head内に書くやつです。
<meta name=”keywords” content=”キーワード1,キーワード2,キーワード3″>
これ、Googleは「検索順位に影響しない」と公式に言ってます。ここにキーワードを入れろとか言うSEO業者は詐欺ですw
普通に見る人の目には触れない部分なんですから、そりゃ無意味で当然です。ってか、未だに言うてくる人は、ちゃんと勉強しろと思います。
電話勧誘してくるSEO業者の中には、メタキーワードが設定されてないとかで突っ込んでくる業者もいます。GM○とか。
論外です。
2.キーワード出現率
本文中に狙ったキーワードが何%登場しているか、という指標です。5%がいいとか色々言われた時代もありましたが、でも
そんなのかんけーねー、です。
読み手の欲求を満たすのに、キーワードの出現率は関係ありませんからね。気にしなくていいです。
3.画像のaltに狙うキーワードを埋め込む
これは下手するとペナ対象になりえます。もちろん、画像に応じた適切なテキストであれば問題は無いんですがね。
Googleは、その画像が「どんな画像か」を認識しています。人の画像なのか、風景なのか、テキストを画像化したものなのか、認識しています。
画像検索で「緑のおじさん」を検索してみてください。緑色の服を着た、主に男性の写真がいっぱい出てきます。つまり、画像内にある色、それが人物か否か、などを読み取られているわけです。
実際の画像とかけ離れたキーワードをaltに埋め込むのは不自然であり、不適切です。それをGoogleがよしとするわけがありません。
4.htmlの文法
W3C準拠、とかいうやつです。電話で営業してくるSEO業者の中には、この部分を修正するソフト売りますみたいな業者もいます。リカ○ン?リ○オン?だったっけな。
これも順位には関係ないです。
もちろん、htmlが正しく記載されているにこしたことはないのですが、htmlの些細なエラーなんぞはブラウザが適当に解釈して表示させてくれるので、見る側にとっては特に不都合を感じません。
見る側が不都合を感じない以上、それをGoogleが重視するとは思えませんし、データ上もやはり「W3C準拠と検索順位は相関関係が無い」とされています。
それよりも読み込みのページスピードの方が重要なので、PageSpeed Insightsなどを元に改善した方がいいです。
次、個人的には重視していないもの。
5.h1、h2タグ
これは古くからあるもので、SEOの定番と呼ばれたものではありますが、おそらくこの重要性は、かなり低くなっていると思われます。h1を神聖視する時代は終わっています。
理由は簡単で、ソース内のh1タグに入っているかどうかより、実際にどの位置で、どれくらいの大きさで表示されているか、の方が重要だからです。
よく、h1はなるべく上の方に、狙うキーワードを入れる、とかありましたが、h1に入ってても、スタイルシートで文字が小さくなってたり、マイナスのマージンでページ外に設定されててそもそも表示されないとか、そんなh1タグに果たして意味はあるのでしょうか?
h1タグ等じゃなくても、ページタイトルや他の文字の方が明らかに大きく目立つような表示になっていれば、見る側にとってはそちらの方が重要です。
Googleは、実際に文字がどのように表示されているか、フォントの大きさ、色、行間といったことを読み取っています。
ですから、実際に目立つ表示になっている文字が重要なのであり、それがたまたまh1だった、というのならアリです。
「明らかに目立たないところにある小さい文字だけど、実はh1」というのは、本来のh1の使い方としては不適切ですし、不自然な使い方です。それをgoogleがよしとするはずがありません。ですから、h1とかh2へのこだわりは、それほど気にしなくていいと考えます。
むしろ、タグ本来の持つ使いやすさを活用するべきです。h1に記事タイトル、本文中に見出しとしてh2、h3、h4を使い分けていく。この自然な使い方をすれば、今時のwordpressのテーマなら自然で見やすい使い方になりますし、大きな文字にもなります。
h1タグ周りに関しては、h1にキーワードが入っているかどうかより、見出しが適切に使われているか、読みやすくなっているか、の方が重要でしょう。
最後に、やり方によってはよくないもの
6.タイトル
まさかのタイトルタグです。SEOの基本中の基本なので、サイトのタイトルは入念に考えているかと思います。
問題があるのは、TOP以外のページです。タイトルが他のページと全く同じだと、よろしくありません。
記事ページはその記事のタイトルが自動的に入るケースが多いのでいいんですが、アーカイブページ等で「TOPと全く同じタイトルになっていた」ってことがあります。
全く同じタイトルのページがサイト内に複数あると、これは混乱の元になりますよね。もし被っていた場合、サーチコンソールで確認できるので修正しましょう。
7.メタディスクリプション
これもタイトル同様、他のページと全く同じだった場合はよろしくありません。ディスクリプション=要約、としての体をなしていませんからね。
ディスクリプションは検索結果に表示されることから、重要なSEOのポイントとされているのですが、これも設定すればいいというものではありません。書くなら、検索結果に表示される限度ぎりぎりまでちゃんと書きましょう。100文字弱。
一言しか書いてないディスクリプションは、むしろマイナスです。それなら書かない方がいいです。これは、実際の検索結果をみれば明らかです。
1位のやつがそう。一言だけだとこうなります。一行で終了。
これだけしか書かないなら、むしろディスクリプションを置かない方がいいです。Wikipediaがそうです。Googleが勝手に入れてくれる文章は100文字弱をちゃんと埋めてくれますし、自動で検索語句の部分を抜き出して表示してくれます。こっちの方がマシです。だから、敢えて置かないのもアリです。
また、Googleの抜き出しの精度も上がっているので、パッと見、それがGoogleに自動で抽出されたものなのか、それとも各自で設定した文章なのか、見分けられないものも結構あります。
あと、検索から直でサブページに飛んできて欲しくない場合、この辺を敢えて設定せずに放っておく、ってのもあります。
まぁ、いろんな使い方があるので、サイトの目的に沿った使い方をすればいいと思いますよ。